ヘイトの心理と多様性を認め合う社会実現

 

高校時代、米国留学中、道を歩いていて
「難民の黄色人種め!帰れ!」と石を投げられました。
ヘイトを受ける理不尽さを思い知らされました。
「私は日本人で、難民じゃない」と友人に言ったら、あなたは他のアジア人と自分を差別してるの?と言われハッとしました。

高校生の私はヘイトを言動に出してはいませんでしたが、心のどこかに、優劣をつけている無知な自分がいることに気付かされたからです。

その体験を通して、人間という生き物には、自分も含めて、知らず知らずのうちに”自分を優位にしておきたい、そうでないと不安だ”という”差をつけて分離する心理”が働いているのだ、と学びました。

ヘイトはいけない、のはもちろんです。
しかしヘイトを言う人の心を理解しヘイトが怖れや無知から来ていることを知り丁寧に対話することも大事だと思います。

ヘイトは、自分の考えが正しいのだ、自分の思想が優れているのだ、自分の人種だけが選ばれた存在なのだ、等、自分に言い聞かせて、他を排他・攻撃することで優越感を得る心理で起こります。

より深層では、全く逆で、自分自身に自信がなく、他を受け入れることが怖くて、自分は劣っていると感じています。

ヘイトをしている人が、イコール、悪意ある人というわけではありません。真実を知らなくて、怖がりやで、承認欲求が強い(ネット上やヘイト集団での活動を通して仲間たちと群れ承認しあう)ことが多いのです。

家庭や学校で出会った誰かや、本などの影響で
ヘイト物語を信じ込み、ヘイト対象を決めて成長します。その、洗脳のような思い込みから
とき放たれるまでは、本気でヘイト内容が正義だと思っています

ヘイトは誰でもが知らないうちにしてしまっている(いた)可能性が高いです。

昔は、お茶の間で誰かがテレビに向かってヘイト発言をしていても家族内の暗黙だったかもしれませんが、現代はそれを聞いて育った子どもが事実を確かめずにネット上に書いてしまうかもしれない時代なのです。

ヘイトは、もともと憎悪や憎しみ、忌み嫌うことを意味します。まずは差をつけて自分から分離すること=差別から始まります。

ヘイトの反対はラブ(愛)です。愛を持ち、怖れずにこちらから近づいて、真実を伝え、理解が得られなかったとしてもつながっていきたいと思います。

最後に、立憲民主党の一員である私の在り方です。党の綱領にあるように、多様性を認めあう社会を実現するために、差別やヘイトの撲滅に力を入れていきたいと考えています。

一方で、ヘイトを信じている人のことも排他せずに対話を続け、属する集団や信条を越えて人と人として共に歩めるよう柔軟な自分でありたいと思います。

また、過去にヘイトをしていて、その間違いに気づき、思い込みから解放されたことで考えを改めたのなら、逆に、ヘイトの心理が実感できたことを活かし、差別・ヘイト撲滅に力を尽くせるとも思います。

(ヘイトスピーチ、ヘイト発信によってすでにどなたかの心身に負の影響を与えたのであれば、謝罪した上で、公の職につくのは控えた方がいいと思います。)

ヘイトをする人をヘイトしたら、ヘイトの輪が拡がってしまうのですから、「ヘイト憎んで、ヘイトする人憎まず」の精神で寛容にいきたいと思っています。

注:
私は立憲民主党の一員ですが、上述は、斉藤あつこ 個人としての考え、または心理臨床家としての見解であり、心情です。

また、ヘイトの心理が理解できることと、ヘイトを言動にあらわすこと(発信・攻撃行動など)を野放しにすることとは違います。
これからも多様性を認め合う社会実現に尽力していきます。

#平和 #ヘイトの心理 #ヘイトなき社会を #差別なき社会を #寛容 #ヘイト撲滅 #愛

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